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現場を知るSaaSと、現場を動かす運送会社が一つになった理由

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私たちは昨年、物流DXプラットフォームを手がける株式会社Univearthとの経営統合を決断しました。運送会社がソフトウェア企業と統合する——業界の常識から見れば異色の選択です。なぜそうしたのか。その背景と、統合から見えてきた変化についてお伝えします。

1.課題は「まったなし」だった

物流業界が直面している構造的な問題は、今に始まったことではありません。ドライバー不足、燃料コストの高騰、そして2024年問題として広く知られる時間外労働の上限規制——これらは業界全体が長年抱えてきた課題です。 しかし、私たちが最も痛感してきたのは「非効率な情報伝達」です。輸送依頼の受発注、配車調整、進捗確認——その多くが今もFAXや電話で行われています。現場では一日の相当な時間をこうした作業に費やしており、本来注力すべき輸送品質の向上や安全管理に割けるリソースが削られていました。 デジタル化の必要性は誰もが理解しています。では、なぜ進まないのか。理由の一つは、現場の実態に合わないシステムが多かったからです。

2.「これは現場を知っている」と直感した理由

私たちがこれまで検討してきたDXツールの多くは、物流の実務を外側から設計されたものでした。機能としては整っていても、ドライバーや配車担当者が実際に使う場面を想定すると、どこかにズレがある。現場に導入しても定着しない、あるいは一部の作業しか置き換えられないという経験を繰り返してきました。 そこで注目したのが、LIFTIというプラットフォームでした。開発企業の代表は、元ドライバー出身です。自身が現場で感じた非効率を解決するために、エンジニアとしての道を歩み、このシステムを作り上げました。 初めてデモを見たとき、「これは現場を知っている人間が作っている」と直感しました。UIの設計、操作のステップ数、情報の出し方——すべてに実務経験の痕跡がありました。

3.協業ではなく、統合を選んだ理由

通常であれば、まずツール導入から始めるところでしょう。しかし私たちが選んだのは経営統合でした。 その理由は明確です。単なるベンダーとユーザーの関係では、現場の課題をリアルタイムでシステムに反映させることができません。私たちが日々直面する問題、荷主との関係、ドライバーの動き——そういった情報が開発の意思決定に直接届く体制を作りたかった。統合によって、開発チームと現場が同じ組織の中で動くことができます。 また、課題に「まったなし」で取り組むためには、スピードが必要でした。契約交渉や仕様調整に時間をかける余裕はない。同じ目標を持つ組織として動くことが、最も確実な選択でした。

4.電話・FAX作業が80%削減——現場で起きていること

統合後、最も大きな変化として実感しているのが、コミュニケーションコストの削減です。これまでFAXで行っていた輸送依頼は、LIFTIを通じてワンクリックで送信できるようになりました。電話・FAXにかかっていた作業時間は、体感値として80%削減されています。 数字以上に大きいのは、現場の意識の変化です。「作業をこなす」から「状況を把握して動く」へ。情報が整理されてリアルタイムで共有されることで、配車担当者の判断が速くなり、ドライバーへの指示の精度も上がってきています。

5.業界全体のモデルになることを目指して

私たちの目標は、自社の効率化にとどまりません。デジタル化を施した実運送会社として、業界の構造的な問題を解決するモデルになることを目指しています。 現場を知るSaaSと、現場を動かす運送会社が一体となることで初めて見えてくる解決策があります。それを実証し、業界に示していくことが、今回の経営統合に込めた意志です。

6.新しい取り組みを、一緒に前進させてほしい

私たちは今、大きな変化の入り口に立っています。テクノロジーと現場の融合を本気で進めようとしている会社です。「面白そうだ」と思っていただけた方、ぜひ応援いただけると嬉しいです。そして、一緒にこの業界を変えていきたいという方とも出会えることを楽しみにしています。

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